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親しげな森 LE BOIS AMICAL
親しげな森
私たちは純粋な物事を考えたことがある
並んで、道々に沿って、
私たちは互いに手を取り合っていた
述べることなく . . . あいまいな花々の間で。
私たちはフィアンセのように歩いていた
二人だけで、草原の緑の夜のなかを。
私たちはおとぎの国のその果物
親しげな月を気のふれた人に分け合った。
それから、私たちは苔の上で死んだ、
とても離れて、全く二人で親密でざわめく
その森の甘い陰のなかで。
そしてあの高い所に、広大な光のなかで、
私たちは泣きながら見出した
オーわが親愛なる沈黙の相手を!
2021-11-12 21:38
ローマ皇帝 CÉSAR
ローマ皇帝
ローマ皇帝、沈着のローマ皇帝、その足は万物の上に、
堅い両手はひげのなかに、そしてその目は暗く
鷲に住み着かれ、西方の戦闘を熟考し、
貴殿の心は膨らむ、そして感じているのは全権の「理由」。
湖はむなしく震え、バラ色のその流れがかすめる、
むなしく貴重な金色に輝いているのは若い麦畑、
貴殿が集中する貴殿の肉体の節々に強化するのは
命令、それは閉じた貴殿の口を裂くことになっている。
ゆったりとした世界、その先に広大な地平線、
「帝国」が待つのは、稲妻、命令、燠
それらは夕暮れを凶暴な暁に変えるのだ。
あそこの海上で幸福な、偶然に揺らされる、
静穏な一人の漁夫は、漂い歌っているが、
どんな雷がローマ皇帝の中心に蓄積しているのかを知らない。
2021-11-05 18:18
眠れる森で AU BOIS DORMANT
眠れる森で
プリンセスが、純粋なバラの宮殿で、
ざわめきの下、動く影のなかに眠っている。
そしてサンゴ色で漏らしたのがあいまいな一言
そのとき迷子の鳥たちは、それらの金の指輪をつついている。
彼女は聞いていない、落下する水滴が
遠く一世紀の宝を響かすのも、
漠とした森林の上に、フルートで融合した風が
角笛のフレーズのざわめきを引き裂くのも。
そのままに、長く、エコーがそのディアナを再び眠らせよ、
オー常にもっと公平なのは柔軟なつる植物に対してだ
それは揺れそしてつぶる両目を打つ。
彼女の頬にそんなに近くで、そんなにゆっくりしたそのバラが
追い払おうとしないのは襞のその喜び、
そこに注がれる一筋の光をひそかに感じている。
2021-11-03 11:58
水浴する女 BAIGNÉE
水浴する女
肉体の果実がある若い水盤の上で水浴びをしている、
( 蒼天、震える庭のなかでの )だが水から離れ、
兜の力のための縄編みを孤立させ、
金色のその頭は光る、その襟首で短く切るのは水の死。
咲いているのはその美、バラとピンによる!
宝石を浸す鏡そのものから出てきた、
固い花束が穏やかな波の裸の言葉にほうっておかれる
耳を強く打つ火、壊れて奇妙だ。
はっきりしない片腕は、むなしく摘む花の影に対して
澄みきった虚空のなかに浸されるが、
ほつれ、揺れ、空虚な歓喜により眠る、
他方の腕は、美しい天空の下で無垢に曲げられ、
その腕が濡らしている豊かな髪の間、
単純な金色のなかで虫の酔った飛翔を捕獲する。
2021-10-26 09:42
同じく妖精の不思議 MÊME FÉERIE
同じく妖精の不思議
ほっそりした月は聖なる微光を注いでいる、
あたかも軽い銀の布地の裾のようだが、
大理石の塊の上に、そこに進むそして信じて思うのは
とある処女、白い歯で螺鈿色の薄布を着る。
絹のような白鳥たちのために、それらが蘆をかすめるのは
半ば輝く羽毛のある竜骨だが、
彼女の手が摘み撒き散らすのは、雪のようなバラ
その花びらは水の上で円を描いている。
うっとりさせる砂漠、恍惚の孤独、
月によってラメになった水の渦が
水晶のそれらのエコーをいつまでも予定するとき、
どんな心が宿命の天空において輝く夜の
免れがたい魅力を許容できるだろうか、
武器として純粋な叫びを自分自身から引き出さないで?
2021-10-18 07:46
妖精の不思議 FÉERIE
妖精の不思議
ほっそりした月は聖なる微光を注いでいる、
まるで軽い銀の布地の裾のようであり
大理石の基礎の上にだが、そこに来るのは「影」
真珠色の馬車の螺鈿色の薄布が続くのを思いながら。
絹のような白鳥たちのために、それらが蘆をかすめるのは
半ば輝く羽毛のある竜骨だが
影は果てしない雪のようなバラをむしり
その花びらは水の上で円を描いている . . .
生きているのか? . . . オー砂漠、恍惚の快感、
そこは弱い鼓動がラメの水により死ぬ、
用いるのは秘密の戸口、水晶のエコーによるが . . .
その肉体は柔らかなバラの花々で当惑して、
震え始める、運命の叫ぶダイヤモンドが
一条の日光ですべての広大な寓話に亀裂を入れるときに。
2021-10-15 22:14
オルフェウス ORPHÉE
オルフェウス
. . . 私が心のなかに創り上げるのは、銀梅花の下のオルフェウス
素晴らしい人! . . . その火は、純粋な円形競技場から下る。
それは禿山を厳かな戦勝記念碑に変える、
そこから発散するのは、神的人の行為、よく響いている。
もしその神的人が歌うなら、彼は絶大な風景を崩す。
太陽は石の動きの恐怖を見る。
かつてない嘆きがもたらすのは、目をくらます
高い黄金の壁々、調和的で聖堂にふさわしい。
彼は歌う、座っているのは光り輝く空の縁、オルフェウス!
岩は動く、そしてよろめく。そしてどの妖精の石も
新しい重さを感じる、それは青空の辺りで錯乱する!
半裸になった「神殿」の夕暮れは、その飛躍を輝かす、
そしてそれ自身は寄り集まり金色のなかで整然と並ぶ、
偉大な讃歌の無限の魂に対し、竪琴の上に!
2021-09-29 17:12
エレーヌ
エレーヌ
青空! それは私 . . . 私は死の洞窟から
波がよく響く程度で砕けるのを聞きに来る、
そして私はガレー船団が暁のなかで
金色の櫂らにつれて闇から復活するのをまた見ている。
私の孤独な両手が必要とするのは帝王たち、
塩のほお髯が私の純粋な指々を楽しませたが。
私は泣いていた。彼らは歌っていた、彼らのかすんだ勝利を、
そしてそれらの湾は過ぎ去られる、それらの船の船尾にて。
私は重々しい法螺貝と軍隊のラッパが
櫂らの飛翔にリズムをつけているのを聞く。
漕ぎ手らの高い歌声は暴動を鎖でつなぐ、
そして神々が、雄々しい船首で
古風な彼らの微笑みのなかで泡が襲うのをかき立てられて、
私の方へ差し出すのは彼らの腕、寛容で彫刻されている。
2021-09-23 10:22
旧詩帖 糸を紡ぐ女 Album de vers anciens La fileuse
旧詩帖
糸を紡ぐ女
ユリたち . . . 紡ぐこともしない。
座っている、糸を紡ぐ女、ガラス窓の青のところで、
そこではメロディアスな庭が軽く揺れているが、
古い糸車はうなり、彼女を酔わせた。
うんざりだ、青空を浴びて、甘い髪を紡ぐのに、
彼女のか弱い指々のため髪が逃げ出すし、
彼女は夢想している、そして彼女の小さな頭は傾く。
低木と澄んだ空気は生き生きした泉を作る、
それは、日差しのなかに掛かり、花々を失うことで
働かない女のうっとりさせる庭を潤している。
ある幹は、そこで放浪の風が休んでいるが、
傾けてむなしい挨拶、星のような恩恵のだが、
古びた糸車に、すばらしいそのバラを捧げて。
だが眠る女はひとりで羊毛を紡いでいる。
不思議なことに弱々しいその影は自ら編んでいる、
それらの長い眠る指々で、紡がれて。
その夢は巻き取られる、天使のような
怠惰とともに、そして絶えず、愚直で優しいスピンドルで、
その髪は波うっている、愛撫のままに . . .
たくさんの花々の後ろに、青空は隠れている、
糸を紡ぐ女、葉叢のなかの、そして取り囲まれた光のなかの。
緑のすべての空は死にかけている。その最後の木は燃えている。
君の妹は、大きなバラ、そこで聖女は微笑んでいるが、
無垢の吐息の風のなかで、あいまいな君の額を香りで包んでいる、
そして君は衰弱していると信じている . . . 君は絶え絶えだ
ガラス窓の青のところで、 そこで君は羊毛を紡いでいた。
2020-06-07 19:49
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