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円柱たちの賛歌 CANTIQUE DES COLONNES 

         円柱たちの賛歌
               レオン-ポール ファルグに。

心地よい円柱たち、日光で
満たされた帽子をかぶり
飾るのは本物の鳥たち
それらは縁を歩行している、

心地よい円柱たち、オー
紡錘たちのオーケストラ!
各々が生贄に捧げるのは
一斉の沈黙。

― 何を君たちはそんなに高く支えるのか、
対等に光り輝くものたち?
― 欠陥のない欲望に
私たちの勤勉な優雅さを!

私たちは一度に歌う、
天上を支えるのは私たちだと!
オー唯一であり賢い声、
それは歌っている、それらの目のために!

見なさい、なんて純真な歌なんだろう!
なんと響きを
私たちの澄みきったメンバーは
光から引き出していることか!

そんなに冷ややかで金色な
私たちはのみによって取り出された
層の出だった、
これらのユリになるために!

結晶の層の出である
私たちは明敏であった、
金属の爪は
私たちを調和した。

月に立ち向かうために、
月と太陽、
人は私たちをそれぞれ磨く、
足の爪のように!

女中たち、膝がない、
微笑、顔がない、
美女は私たちの前にいて
純粋な両足を感じている。

恭しく同様の、
その鼻、鉢巻きの下、
そして私たちの豊かな耳、
白い重荷に耳の聞こえない、

一宇の神殿、黒い目の上に
永遠のためにある、
私たちは神々なしに行く、
神性に向かって!

私たちの古代の青年期、
磨かれていない肉体と美しい影は、
繊細により誇り高い、
それは数によって生まれる!

黄金比の娘たち、
天の法則に秀でている、
私たちの上に落ち眠るのは
ひとりの神、蜜の色だ。

彼「日の神」は満足して眠る、
私たちは毎日
テーブルに愛を提供し、
私たちの額に見せている。

不朽の姉妹たち、
半ば焼け、半ば冷え、
私たちがダンスの相手に選んだのは
そよ風と乾いた葉々。

そして十倍の世紀、
そうして国民は行ってしまい、
それは奥深い昔日である、
昔日、決して十分ではないのだ!

私たちの同じ愛の下に
世界よりも重い
私たちは日々を通過する、
あたかも波打つ石のように!

私たちは時のなかを歩んでいる
そして私たちの体は輝いているが
えも言われぬ歩みを行っている、
神話のなかを歩むという . . .


鈴懸の木に  AU PLATANE


          鈴懸の木に
              アンドレ フォンテナスに。
君は傾いている、大きな鈴懸の木、しかも差し出すのは裸、
        白い、若いスキタイ人のように、
だが君の純真さは捕らえられ、君の足は押さえられている、
        その地形の力によって。

よく響く樹影は君を奪い去る同じ青空のなかだが、
        静まり、
黒い母は純粋に生まれたこの足を縛りつける、
        泥が重くのしかかって。

絶えず動く君の頭に風は望まない。
        優しく暗い大地は、
オー鈴懸、決して一歩も見逃しはしないだろう、
        君の樹影が感嘆させても!

その頭は光の階段にしか近づかないだろう、
        そこは樹液が高ぶらせているが。
君は成長できる、純白だ、しかし永遠の休止の結び目を
        断つことはできない!

感じ取れ、君の周りの、神聖な水蛇によって結ばれる
        生きている別の誰かを。
君の仲間は多数からなっている、松からポプラまで、
        トキワガシから楓まで。

それぞれは、死者に捕らえられ、乱雑な灰のなかに
        足々は混乱しているが、
花々が逃れるのを、そして翼のあるそれらの精液が
        軽い流れで降りるのを感じる。

純粋なハコヤナギ、クマシデ、そして四人の
        若い女の形をしているこのブナは、
いつも閉じた空を打つことを少しもやめない、
        空しく枝で覆われても。

彼らは離れて生きる、彼らは共に泣く、
        ひとつだけの不在のなかで。
そして彼らの銀の手足は空しく裂かれている、
        甘い誕生のときに。

彼らの吐く魂が夕方にアフロディテへと
        ゆっくり昇るとき、
乙女は木陰に、無言で、座るだろう、
        恥じらいにすっかり熱くなって。

彼女は不意を突かれ青ざめ、優しい前兆に
        なるように感じている、
それはひとつの存在する肉体が未来に向かって
        若い顔によって転じるものだが . . .

しかし君、腕は動物の腕よりも純粋だ
        君、金色のなかにそれらを沈める人、
君、悪の幻影を昼間に作り出す人、
        それは眠りが作る夢だが。

高く豊富な葉々、誇り高い混乱、
        厳しい北風が
金の頂で、若い冬の蒼天を君の竪琴で
        響くとき、「鈴懸」、

思い切って唸れ! . . . 必要なのだ、オーしなやかな木の肉体、
        身をよじり、よじり戻し、
折れんばかりに嘆き、そして混乱のなかに嵐が探し求める
        声を嵐に送り返すことが!

鞭打て、自分を! . . . 思われよ、耐え忍ぶ殉教者だと、
        その人は自分自身を傷つけているが、
そして競え、去ることのできない炎と
        松明へ向かうそれらの回帰を!

これから生まれてくる鳥たちへ賛歌が昇るために、
        そして魂の純粋なものが
炎の夢を見る幹の木の葉らに希望によって
        身震いさせるために、

私は君を選んだ、庭園の力強い人物、
        君の縦揺れに酔っているが、
なぜなら大空は君を鍛え、オー偉大な弓、
        大空に言葉を返せと君に迫っているから。

オー何と優しい木の精たちのライバル、
        唯ひとりの詩人が
滑らかな君の幹を撫でることができるのなら、野心ある
        「馬」のももを彼が撫でるように! . . .

― いいえ、言うのはその木。木が言う:いいえ!立派な
        その頂を輝かせて、
何と嵐は自在に処理するのだ、
        それが一本の草にするように!




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